農家紹介

土の力を信じ、無農薬に挑む

米価の長期低迷や農家の高齢化・後継者不足といった厳しい環境に直面しながらも、「先祖代々受け継いできた土地を守りたい」「食の安全保障を支えたい」という思いで農業を続けてきました。

量で勝負できない地域だからこそ「質で勝負する」という方針のもと、無農薬栽培に挑戦。周囲からは無謀と見られましたが、試行錯誤を重ねる中で、自ら育てたお米の味に確信を得ます。

特に大切にしているのは「水と土」。稲の状態を観察しながら水を与えるか抜くかを判断する繊細な管理、ふかふかの土を守るための手間を惜しまない姿勢。そのこだわりは子育てにも似た愛情深さで、一粒一粒に宿ります。

その成果は確かな形となり、2025年「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で、無農薬の「ゆうだい21」が金賞を受賞しました。これは“米のオリンピック”とも称される世界最大級の大会で、数千点の出品の中から選ばれた栄誉です。

塚目さんは、米や作物は大地からの贈り物であるという哲学のもと、次は無農薬のコシヒカリで金賞を狙うという新たな挑戦を続けています。

生産品：
・コシヒカリ（完全無農薬）
・ゆうだい21（完全無農薬）